1RMパーセンテージ換算表:回数別重量の目安と計算方法 | Strongbro
クイックアンサー
1RMパーセンテージ換算表は、最大挙上重量(1RM)に対する負荷と、その重量で可能な反復回数の目安を示したものです。100%で1回、95%で2回、90%で4回、85%で6回、80%で8回、75%で10回、70%で12回、65%で15回が基準となります。トレーニング計画を立てる際は、現在の推定1RMにプログラム指定のパーセンテージを掛け、手持ちのプレートに合わせて端数を切り捨てます。例えば1RMが100kgで「8回×3セット」なら、80kgで設定します。
多くの筋力トレーニングプログラムでは、重量を1RM(1回挙上最大重量)のパーセンテージで指定します。「80%で8回×3セット」という指示を正しく実行するには、自分の1RMと、その80%が何kgかを把握しておく必要があります。1RM計算ツールで最大重量を割り出し、この換算表で各パーセンテージに対応する回数を確認することで、現実的なトレーニング計画を立てることができます。
換算表
パーセンテージは1RMに対する割合です。回数の列は、多くのトレーニング経験者がその負荷で限界近くまで挙上できる回数を示しています。重量の列は一般的な5つの最大重量を例にしています。自分の1RMに近い列を参照するか、正確な1RMにパーセンテージを掛けて算出してください。
| % of 1RM | Reps | 60 kg max | 80 kg max | 100 kg max | 120 kg max | 140 kg max |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 100% | 1 | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 |
| 95% | 2 | 57 | 76 | 95 | 114 | 133 |
| 90% | 4 | 54 | 72 | 90 | 108 | 126 |
| 85% | 6 | 51 | 68 | 85 | 102 | 119 |
| 80% | 8 | 48 | 64 | 80 | 96 | 112 |
| 75% | 10 | 45 | 60 | 75 | 90 | 105 |
| 70% | 12 | 42 | 56 | 70 | 84 | 98 |
| 65% | 15 | 39 | 52 | 65 | 78 | 91 |
| 60% | 18 to 20 | 36 | 48 | 60 | 72 | 84 |
この表はポンド(lb)でも同様に使えます。計算式は単位に依存しません。例えば225lbの80%は180lb、75%は169lbとなります。
特に注目すべきは以下の点です。90%で4回は高重量トレーニングの基準であり、ここで6回挙上できるなら、現在の設定重量よりも高い1RMを持っている可能性があります。80%で8回は筋力・筋肥大プログラムで最も一般的な設定であり、この表が最も信頼できる範囲です。65%以下では、回数が筋力よりも持久力に依存し始めるため、数値は固定値ではなく幅を持たせています。
回数の根拠
回数の列は、計算ツールの背後にある数式を逆算したものです。1993年に発表されたBrzyckiの式(1.0278 − 0.0278 × 回数)や、Epleyの式(1 ÷ (1 + 回数 ÷ 30))を基に、プログラムでよく使われる値に丸めています。そのため、5回は「85〜87%」といった範囲で表記しています。
これらはあくまで平均値です。個人差が出る主な要因は以下の通りです。
- 筋繊維のタイプ。 速筋優位のタイプは、指定パーセンテージで挙上できる回数が少なくなる傾向があります(80%で8回ではなく6回など)。逆に持久力型は10〜11回できることもあります。
- 種目。 デッドリフトは握力や背筋の疲労が早いため、表の予測より回数が少なくなりがちです。スクワットやベンチプレスは表と一致しやすい傾向があります。マシンやアイソレーション種目は、バーベル種目よりも高回数になりやすいです。
もし表の回数と2回以上の乖離が続く場合は、自分専用の換算表を作るのが賢明です。各パーセンテージで実際に挙上できた重量と回数を記録し、1ヶ月もすれば自分に最適化されたデータが出来上がります。
換算表を使ったセッションの計画方法
手順はシンプルで、毎週繰り返すだけです。
- 最新の1RMを把握する。 直近1〜2週間のハードなセット(理想は2〜8回)を計算ツールに入力します。3ヶ月前の記録はあてになりません。
- プログラムを確認する。 「85%で6回×4セット」や「90%で3回×1セット、その後75%で8回×3セット」といった指示を確認します。
- 計算する。 推定1RM × パーセンテージ。112kgなら、85%は95.2kg、75%は84kgです。
- プレートに合わせて切り捨てる。 95.2kgなら95kgにします。1.25kgプレートがない場合は、83.6kgなら82.5kgまで落とします。
- 回数を確認する。 プログラムが85%で8回を求めている場合、表では多くの人が6回しかできません。プログラムが想定する努力レベルが表と異なる可能性があるため、8回セットなら80%に調整し、85%は5〜6回セット用として使い分けます。
- 実際の回数を記録する。 記録した回数が次週の計算の基になります。80%で9回できたなら、計算ツールが推定1RMを更新し、次週の重量が自動的に調整されます。
プログラムの意図を読み解く
パーセンテージは、プログラムの目的を教えてくれます。
85%以上(1〜5回)は最大筋力と神経系の強化を目的とします。負荷が高いため、1セッションあたりのセット数は控えめにするのが一般的です。70〜85%(6〜12回)は筋肥大のスイートスポットです。現在のACSMのガイドラインでは、努力レベルが高ければ幅広い負荷で筋肥大が起こるとされており、この範囲の選択は関節の快適さや好みに合わせるのが良いでしょう。65%以下はフォーム練習やボリューム稼ぎに適しています。
優れたプログラムは、メイン種目でこれら2つのバンドを組み合わせます。重いトップセットの後に、低パーセンテージのバックオフセットでボリュームを稼ぐ構成です。もしプログラムが1つのバンドしか触れていない、あるいは「90%で5回×5セット」のような非現実的な指示を出している場合は、注意が必要です。
よくある間違い
- 古い1RMを使う。 筋力は変動します。減量中やストレスの多い時期は5%ほど低下することもあります。頻繁に再計算してください。
- 種目ごとの違いを無視する。 フロントスクワットとバックスクワットの1RMは別物です。種目ごとに推定値を出すか、経験則(フロントはバックの80〜85%など)で調整してください。
- 切り上げる。 わずかな差に見えますが、高重量域では完遂できるかどうかの分かれ目になります。
- 回数を毎回更新しようとする。 表の回数は「通常の日に限界まで行った場合」の目安です。毎回限界まで追い込むと回復が追いつかず、次週の計画が崩れます。
- バーの重量を忘れる。 プレートの重さだけで計算していると、20kg分足りません。バーの重さを含めて入力してください。
計算の手間を省く
換算表は、基となる1RMが正確であって初めて機能します。Strongbroは、記録されたすべてのセットから推定1RMを自動計算し、常に最新の筋力に合わせて重量を表示します。パーソナルレコード機能で成長を確認し、プログレッシブオーバーロードの適用方法を参考に、次のステップへ進んでください。
まとめ
1RMパーセンテージ換算表を使えば、1つの数字からセッション全体を計画できます。100%で1回、90%で4回、85%で6回、80%で8回、75%で10回、70%で12回。最新の推定1RMにパーセンテージを掛け、プレートに合わせて切り捨て、回数の目安を確認する。1RMが変わるたびに表を更新すれば、それは単なる希望ではなく、確実な計画になります。
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よくある質問
5回挙上する場合の1RMパーセンテージは?
85〜87%程度です。多くのトレーニーは85%で6回、90%で4回挙上できるため、5回はその中間に位置します。5×5プログラムでは85%がメインセットの基準となりますが、全セットを同じ重量で行う場合は、最後のセットまでフォームを崩さないよう80%まで落とすのが賢明です。
8回挙上する場合の1RMパーセンテージは?
約80%です。80%で8回行う場合、限界まであと1〜2回という余裕があるのが理想です。もし10回以上できてしまう場合は、推定1RMが低すぎるか、高回数に強い体質です。そのセットの結果を基に1RMを再計算してください。
10回挙上する場合の1RMパーセンテージは?
約75%です。筋肥大トレーニングの定番で、75%で10回×3セットは多くの人にとって効果的かつハードなセッションになります。10回を超えると推定値の精度が落ちるため、低回数のセットで1RMを把握してから、この表で重量を設定してください。
12回挙上する場合の1RMパーセンテージは?
約70%です。12回セットは補助種目や高ボリューム期に適しています。これ以上の回数になると、筋力よりも持久力やフォームの維持能力が影響するため、65%以下の数値はあくまで目安として捉えてください。
1RMは実測値と推定値のどちらを使うべき?
最新のものであればどちらでも構いません。多くのトレーニーは、直近のハードなセットから算出した推定1RMを1〜2週間ごとに更新して使用しています。3ヶ月前の実測値よりも、最近の5回セットから導き出した推定値の方が、現在のコンディションを正確に反映します。
重量の端数は切り上げるべき?
切り捨てて、実際にセットできる重量に合わせてください。例えば計算結果が83.6kgで最小プレートが1.25kgなら、82.5kgにします。指定回数をこなせないことによる損失は、1kg軽く扱うことよりも大きいためです。切り上げは、その重量で2回連続して指定回数を完遂できた場合のみ検討してください。
根拠・出典
- 厚生労働省 e-ヘルスネット — 身体活動
- World Health Organization — physical activity fact sheet
- Brzycki, M. (1993). Strength Testing — Predicting a One-Rep Max from Reps-to-Fatigue. Journal of Physical Education, Recreation & Dance, 64(1), 88–90.
- American College of Sports Medicine — Resistance Training Guidelines Update (2026)
- LeSuer, D. A. et al. (1997). The Accuracy of Prediction Equations for Estimating 1-RM Performance in the Bench Press, Squat, and Deadlift. Journal of Strength and Conditioning Research, 11(4), 211–213.
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